ディスプレイの構造

ディスプレイの品質はスマートフォンの品質そのもの

普段何気なく使用しているスマートフォンやタブレットですが、その表面を覆っているディスプレイには操作により大変キレイな画像が表れます。

このディスプレイについては各スマートフォンメーカーもかなり力を入れていることもあり、次々に発表される新型機種ではより美しく、鮮明な画面ができるようになっています。

ところでそこで気になるのが、一体どのようなしくみでこのディスプレイはできているのかということです。

一般用として販売されているスマートフォンやタブレットの売り場に行くと、かなり安価で購入できるものもあれば、同じサイズなのにかなり高額となっているものもあります。

この価格の差は基本的なスペックもそうですが、多くはディスプレイとなっている画面の種類や素材によって変化してきます。

一般的な傾向として日本の国産メーカーの方が海外メーカーよりも平均価格が高いという特徴がありますが、これは日本で製造されているディスプレイが世界的に非常に高品質であることも影響しています。

ディスプレイの技術の種類

現在のところ販売されているスマートフォンやタブレットに使用されているディスプレイには、「有機EL」と「液晶」という2つの種類があります。

これはそれぞれの機種カタログに記載されているので、価格の差が気になるときにはそのあたりも現物の品質を見つつ比較をしてみるとよいでしょう。

現行製品で最も高品質とされているのが「有機EL」で、画質のよさと採用時の画面の薄さがこれまでの技術をはるかに上回っていることから今後さらに導入機種が進むことが予想されています。

「有機EL」は現在の技術ではスマートフォンやタブレットなど小型端末に導入するのが精一杯でまだ大型テレビで同じ品質のものを作り出すことは難しいとされています。

一方の「液晶」はスマホなどの他、テレビやPC用ディスプレイなど画面を使用する製品で最も多く使用されている規格です。

液晶に関する技術は全世界的に開発作業が行われた結果、既に行き着く所までいったという感じがあるほどに成熟しています。

そのため技術的には現行製品よりも薄くすることは不可能と言われており、今後は有機ELに次第に入れ替わっていくのではないかと予想されています。

有機ELと液晶のしくみの違い

ごくごく簡単に有機ELと液晶の違いを説明します。

全体的な構造としては有機ELは液晶に比べてかなりシンプルです。
画面内部は三層構造となっており、中央に色を作り出す有機層となる発光するRGBの三原色の有機ELを配列します。
それらに電極を通すことで内部指令によって色を作り出していきます。

有機ELと電極をちょうどサンドイッチのように基盤で挟み込みカバーします。

電極には薄いガラス板を使用しており、発光を増幅したり有機ELを保護したりします。

液晶の場合にはもう少ししくみが複雑で、液晶分子をあらかじめねじれさせて入れるさせたところに光をあて、その分子の配列を変化させていきます。

このときに偏光フィルタをかけると平面上に光を通したり遮ったりする部分がそれぞれできるので、そのしくみでバックライトからの色のある光を調節していきます。

詳しくはSHARPの公式サイトなどに図解入りで説明がしてありますので、そちらを参照してみると普段使用している液晶のしくみを知ることが出来ます。