スラーヤ

衛星携帯電話として便利に使えるスラーヤ

スラーヤ(Thuraya)は、アラブ首長国連邦に本社を置く衛星電話サービスでのことです。

もともとは欧州地域を中心に、中東地域やアフリカ大陸、ユーラシア大陸などで大きなシェアを持っていたのですが、日本においてはソフトバンクモバイルが日本国内での包括的使用権を得たことにより、国内でも購入使用をすることができるようになりました。

衛星携帯電話とは、現行の携帯電話・スマートフォンなどの通信通話方式が各地に設置された基地局を中継して行うのとは違い、人工衛星と直接通信をすることで通話やデータ通信ができるようにしているものをいいます。

陸上にある無線基地局を中継する場合、基地局から距離がある山間部や海上ではどうしても通信測度が遅くなったり、圏外になってしまうことがあります。

しかし衛星携帯電話では直接宇宙へ電波を送ってそこから通信を行うため、基地局からの距離は関係なく地球上のどこからでも通信ができることになります。

そのため、基地局が自然災害によって倒壊したしまった緊急時などに現地と連絡を取ることができるツールとしてここ近年その必要性が重要視されるようになりました。

iPhoneを衛星携帯電話として使用

現在日本国内で使用できる衛星携帯電話としては、「インマルサット」や「ワイドスター」「イリジウム」といったものがあります。

スラーヤはソフトバンクモバイルによって使用可能な機種が販売されていますが、その特徴となっているのが単体で通話・通信が可能な機種とは別に、使用しているiPhoneに後付することにより使用ができるカバー式のものも販売されているということです。

iPhoneにつけて使用する場合には、その機種にカバーとして取り付けたあと内部のしくみを連動させることで使用可能な状態にします。

通話を利用する前には海外でも使用可能なアプリケーションをあらかじめインストールするのですが、成功をすると画面中央にThurayaという文字が出るようになります。

なおスラーヤの通話エリアは世界140カ国以上ですが、アメリカ大陸だけは通信ができないようになっているので使用前には注意をしておいた方がよいでしょう。

驚くほど安い料金

スラーヤによる衛星電話サービスで1つ気になるのが料金です。

よく海外旅行をしてそこでちょっとだけ通話や通信をしたら、帰国した後かなり多額の料金を請求されたというような話をよくききます。

ところがこのスラーヤでは専用機器を購入して使用しても基本料金は月額4,900円となっており、そこに無料通信分1,000円が含まれています(2014年時点)。

通話料は1分につき160円と通常の使用に比べてかなり高額ではありますが、計算がし易いぶんあとから高額の料金を請求されるということもありません。

衛星電話としてはかなり安い方であるため、頻繁に海外にいく人にはおすすめです。